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河川点検士の過去問は非公開|出題6科目と無料の模擬問題310問

公開:2026-07-12/最終更新:2026-07-267つの見出しで解説

河川点検士の勉強を始めると、まず探すのが「過去問」です。市販のテキストがほとんどない資格だけに、『過去問はどこで手に入るのか』『そもそも公開されているのか』と迷う人が少なくありません。結論から言うと、河川点検士のCBT試験問題そのものは公開されていません。実施団体である一般財団法人 河川技術者教育振興機構(REE)の公式サイトには「過去問題」ページがありますが、そこで公開されているのは別資格「河川維持管理技術者」の論述試験の問題です。本記事では、この紛らわしい公開状況の整理と、公式で入手できる資料、過去問がない試験で得点力を上げる勉強法、不合格だった場合の立て直し方までを解説します。試験制度・日程などの最新情報は必ず公式でご確認ください。

結論——河川点検士のCBT試験問題は公開されていない

河川点検士試験を実施しているのは、一般財団法人 河川技術者教育振興機構(REE)です。REEの公式サイトには過去問題ページ(過去問題(河川技術者教育振興機構))がありますが、そこでPDF公開されているのは、別資格である河川維持管理技術者資格試験(論述試験)の必須問題(2015年度以降)・選択問題(2016年度以降)です(2026年7月時点)。

一方、河川点検士の試験は四肢択一のCBT方式(50問90分)で、こちらの試験問題そのものは公開されていません。『河川点検士 過去問』で検索して公式の過去問題ページにたどり着き、論述問題を点検士の過去問だと思い込んでしまうケースがあるため、注意してください。ページの表題が「河川技術者資格(河川維持管理技術者・河川点検士)」というサイト名になっていることも、混同しやすい一因です。

なお、河川維持管理技術者の論述問題は点検士の択一対策には直結しませんが、河川維持管理の実務でどのようなテーマが重視されるかを知る参考にはなります。将来、河川維持管理技術者へのステップアップを考えている人は、早めに目を通しておく価値はあります。

問題は非公開でも「出題範囲」は公開されている——公式が示す6科目と根拠資料

河川点検士の試験問題は非公開ですが、何が出るかの枠組みは公式に公開されています。REEが毎年公表する「Ⅱ河川技術者資格試験 受験の手引き」2026年度版)には、CBT試験(50問)の試験科目と試験基準が明記されており、科目ごとに『どの基準類にもとづく知識を問うか』まで書かれています。過去問が手に入らない以上、これが出題傾向を知るいちばん確かな手がかりです(出典:Ⅱ河川技術者資格試験 受験の手引き(REE))。

①河川に関する知識:河川の点検等に求められる河川工学等の河川に関する基本的な知識。

②河川に関する法令:河川の点検等に関連する河川法、水防法等に関する基本的な知識。

③維持管理に関する技術基準「河川砂防技術基準維持管理編(河川編)」「堤防等河川管理施設及び河道の点検・評価要領」等の技術基準に関する基本的な知識。

④状態把握・点検「堤防等河川管理施設及び河道の点検・評価要領」等に基づく点検に関する基本的な知識。

⑤分析・評価「河川砂防技術基準維持管理編(河川編)」等に基づく分析・評価に関する基本的な知識。

⑥維持管理対策「河川砂防技術基準維持管理編(河川編)」等に基づく河川の補修方法等に関する基本的な知識。なお、このほかに⑦実務経験がありますが、これはCBTではなく申込時の書類審査で確認されます。

ここで見逃せないのが、③〜⑥の4科目が、いずれも同じ2つの資料——「河川砂防技術基準維持管理編(河川編)」と「堤防等河川管理施設及び河道の点検・評価要領」——を根拠に挙げている点です。科目ごとの出題数は公表されておらず(公表されているのは合計50問という総数のみ)、『どの分野が何問』と断言することはできませんが、この2つを読み込むことが出題範囲の広い面積に効く、という優先順位は公式資料から読み取れます。

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過去問がない試験は何で対策する?——「公式資料+本番形式の演習」

過去問が公開されていない試験でいちばん確実なのは、出題のよりどころ(公式資料)を主教材にすることです。河川点検士なら、受験に必須の「河川維持管理技術講習」のテキストと、国土交通省の「堤防等河川管理施設及び河道の点検・評価要領」が土台になります。変状の種類と定義、健全度評価(a〜d)の判定目安、施設別の点検の着眼点——出題はこの『評価のものさし』に沿って作られます。

もうひとつ欠かせないのが、本番と同じ四肢択一形式での演習です。知識としては知っていても、『最も適切なもの』『最も不適切なもの』を選び分ける形式に慣れていないと、2択まで絞って外すという失点を重ねがちです。50問90分1問あたり約1分48秒)という時間配分の感覚も、演習でしか身につきません。

当サイト「過去問ラボ」では、公式資料をもとに独自作成した本番形式の模擬問題(全6分310問)に、一問ずつ「なぜその答えになるか」の解説を付けて無料公開しています。CBTと同じく画面上で解く形式なので、本番に近い操作感で演習できます。講習を土台にした具体的な進め方は河川点検士の難易度・独学勉強法の記事にまとめています。

無料で手に入る一次資料はどれか——「点検・評価要領」は国交省が全文公開

前節で挙げた根拠資料のうち、2つは国土交通省がPDFで全文を無料公開しています。市販の問題集も過去問もない河川点検士では、この一次情報が実質的な教科書になります。入手先を整理しておきます。

①堤防等河川管理施設及び河道の点検・評価要領(国土交通省 水管理・国土保全局):河川管理施設の点検・評価要領(国土交通省)のページから、本編に加えて参考資料・中小河川版・樋門等構造物周辺堤防詳細点検要領などがまとめてダウンロードできます。試験科目④状態把握・点検の直接の根拠です。

②河川砂防技術基準 維持管理編(河川編)河川砂防技術基準 維持管理編(国土交通省)で公開されています。試験科目⑤分析・評価、⑥維持管理対策の根拠にあたる基準です。

③河川維持管理技術講習のテキスト:受験に必須の講習で配布されるもので、外部では入手できません。講師が強調した箇所や用語の定義は、そのまま得点源になります。受講した年度のテキストを主教材に据えてください。

④REEの過去問題ページ過去問題(河川技術者教育振興機構)にあるのは、繰り返しになりますが別資格「河川維持管理技術者」の論述問題です。点検士の択一対策に直結はしませんが、河川維持管理でどんなテーマが重視されるかを知る参考にはなります。

⑤本番形式の模擬問題:当サイト「過去問ラボ」では、上記の公式資料をもとに独自作成した四肢択一の模擬問題を全6分310問、一問ずつ解説つきで無料公開しています(登録不要)。まずは河川点検士の演習問題で、6科目のどこが弱いのかを測るところから始めるのが近道です。試験全体の概要は河川点検士の試験ガイドにまとめています。

効率的な進め方——3ステップ

ステップ1:講習テキストと点検・評価要領で「評価のものさし」を固める。 変状の種類と定義、健全度の区分、点検時の着眼点を用語レベルで正確に押さえます。ここを曖昧にしたまま演習に入ると、似た選択肢で迷い続けることになるため、最初に骨格を固めるのが時間効率の面でも有利です。

ステップ2:本番形式の四肢択一を分野ごとに回す。 出題範囲(河川の基礎知識・法令・技術基準・点検・評価・維持管理の6分野)を横断的に演習し、間違えた論点はそのつど講習テキストや点検・評価要領に戻って、定義・判定基準のレベルで押さえ直します。健全度評価(a〜d)の判定目安や変状の種類は、形を変えて何度も問われる定番テーマです。

ステップ3:模擬試験形式で時間配分を仕上げる。 直前期は本番と同じ制限時間で通しの演習を行い、1問あたり約1分48秒のペース感覚と、迷った問題を後回しにする判断に慣れておきましょう。どの角度から問われても根拠から正解を選べる状態が目標です。

なお、この学習が始められるのは講習を受講してからです。河川点検士は当年度の河川維持管理技術講習の受講修了が受験の前提で、申込みは年1回・4月のみ。講習の申込みからCBT試験の予約までの手順は河川点検士の申込方法と2026年度の日程にまとめています。

「落ちた」人の立て直し方——原因は3パターン

河川点検士に不合格だった場合、原因はおおむね3つに分かれます。①講習内容の定着不足(聞いただけで演習していない)、②評価基準のあいまい理解(変状の種類や健全度区分を『なんとなく』で覚えている)、③演習量の不足(本番形式で解く経験が少なく、時間配分や選択肢の切り方に慣れていない)。合格率は例年約51〜59%(約半数が不合格)で、この3原因は多くの受験者に共通します。落ちた人の共通点と立て直しの優先順位は河川点検士の合格率・難易度を実データで検証した記事でさらに詳しく整理しています。

立て直しの優先順位は、②→③→①の順が効率的です。まず健全度評価の判定目安・変状の定義を正確に覚え直し(ここが配点の核)、次に本番形式の四肢択一を数多く解いて『2択まで絞って外す』パターンを潰します。講習テキストの読み直しは、演習で穴が見つかった箇所に絞ると時間を節約できます。

再受験の際は、その年度の河川維持管理技術講習を改めて受講修了することが必要です(2026年度受験の手引き。要件は年度により変わり得ます)。落ちてから次の受験までの具体的な段取りは河川点検士に落ちた人の再受験ガイドにまとめました。なお試験はCBT方式のため、画面上で解く感覚に慣れておくことも意外に重要です。当サイトの模擬問題はPC・スマホの画面上で解く形式なので、CBT本番に近い操作感で演習できます。

著作権の注意——公開されている問題も「リンクで案内」が安全

REEが公開している過去問題(河川維持管理技術者の論述問題)も、著作権は実施団体に帰属します。自分の学習に使う(ダウンロードして読む)のは問題ありませんが、PDFの中身をブログやSNSにそのまま転載・再配布することは、権利者の許諾がない限り避けるべきです。

当サイト「過去問ラボ」もこの方針に沿い、本物の試験問題そのものは転載せず、公式の公開資料は出どころ(REE)へのリンクでご案内しています。演習用の問題は、公式資料をもとに独自に作成した模擬問題です。安心してご利用ください。

受験者によくある声

💬

『点検士の過去問』を探して公式サイトにたどり着いたら、あったのは別資格(河川維持管理技術者)の論述問題でした。択一の過去問は無いと分かってからは、講習テキストと模擬問題の演習に集中できて、やることが明確になりました。

30代・建設コンサル

💬

過去問が無い試験と知って不安でしたが、点検・評価要領を読み込んでから解説つきの模擬問題を回したら、選択肢の切り方が身についた気がします。

40代・自治体土木職

💬

1回目は講習を聞いただけで挑んで落ちました。2回目は健全度の判定目安を正確に覚え直して、四肢択一の演習量を増やしたら、本番で迷う時間が明らかに減りました。

再挑戦・2回目で合格

※実際の受験者によくある悩み・気づきをもとに編集部が再構成した代表的な例です。特定の個人の体験談ではありません。

よくある質問

河川点検士の過去問は無料で手に入りますか?

河川点検士のCBT試験問題そのものは公開されていません。実施団体(REE)の過去問題ページで無料公開されているのは、別資格「河川維持管理技術者」の論述試験の問題(必須問題2015年度以降・選択問題2016年度以降)です。点検士の択一対策には、講習テキスト・点検評価要領と、本番形式の模擬問題を使うのが現実的です。

REEの過去問題ページにある「必須問題・選択問題」は河川点検士の問題ですか?

いいえ。別資格である「河川維持管理技術者資格試験」の論述試験の問題です(PDFの表紙にもそう明記されています)。河川点検士は四肢択一のCBT方式で、試験問題は公開されていません。

過去問なしでどうやって出題傾向をつかめばいいですか?

出題のよりどころである公式資料(河川維持管理技術講習のテキスト、国交省の点検・評価要領)を主教材にするのが確実です。変状の定義や健全度評価の判定目安といった『評価のものさし』が出題の中心になります。形式への慣れは、本番と同じ四肢択一の模擬問題(当サイトは全310問・解説つき)で補えます。

河川点検士の試験は何科目・何問出ますか?

REEの「受験の手引き」(2026年度版)によると、河川点検士のCBT試験は①河川に関する知識②河川に関する法令③維持管理に関する技術基準④状態把握・点検⑤分析・評価⑥維持管理対策の6科目で、合計50問・90分です(このほか⑦実務経験は、CBTではなく申込時の書類審査で確認されます)。科目ごとの出題数は公表されていません。合格基準は試験実施後に資格認定委員会が決定するとされ、100点満点中60点以上です。

過去問の代わりになる公式資料は無料で手に入りますか?

はい。国土交通省が「堤防等河川管理施設及び河道の点検・評価要領」(本編・参考資料・中小河川版など)と「河川砂防技術基準 維持管理編(河川編)」をPDFで無料公開しています。受験の手引きの試験基準では、6科目のうち③維持管理に関する技術基準・④状態把握・点検・⑤分析・評価・⑥維持管理対策の4科目がこの2つの資料を根拠に挙げているため、過去問のない河川点検士ではこの一次情報が実質的な教科書になります。

河川点検士に落ちてしまいました。何から立て直すべきですか?

まず健全度評価の判定目安・変状の定義を正確に覚え直すこと(配点の核)、次に本番形式の四肢択一演習を増やして「2択まで絞って外す」パターンを潰すことをおすすめします。再受験の要件(講習の再受講の要否等)は年度により異なるため、必ず翌年度の募集要項で確認してください。

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